hammer/MRI の英語発音について

韓国でアジアオセアニア神経学会議が開催された折にソウルに出かけました. その頃は海外学会に出かけるとreflex hammer を探しに出かけたものです. もちろん現在はそのようなことをする必要はなくnetでいくらでも購入できますが. どこか売っていそうな場所を聞き出そうと学会場で神経内科医師に英語で聞いたのですが,ちっとも通じません. するとお聞きした先生の中の一人が “oh hammer! ”  と反応してくれました. 私はどう発音していたのかというとハンマーと言っていました. これは正しく英語で発音すると端的に ハマー です. 浜 であります. 日本人はtunnelをトンネルといいますが正しくは タネル であり子音が重なったときに促音化してしまう日本語の悪い癖ということになります.

もう一つ英語発音の失敗はMRIであります. うっかり中国の患者さんにエムアールアイといってしまったらそれはひょっとしてMRIのことかと聞かれました. どう発音したかといいますと エムアーアイであります. 中国のかたはちゃんとRの発音ができるのですが,われわれはRをアーではなくアールといってしまう. 半径のことを日本人はアーといわずにアールといっているのはむしろかっこいいと思えるが??? ドイツ人にこの話をするとどのような反応が得られるのでしょうか.

 

新発売複合神経診断装置 reflex hammer

新発売複合神経診断装置

腱反射を導出するために四肢の腱を叩打します.それに用いるのがこの装置ですが患者さんの体格の向上に対して十分な叩打力=重さがあるハンマーを作成する必要性を長年感じておりこのたび理想的な形態で製品を完成させることができました。試作は80歳も越えた鬼頭定明さんという鉄工所を1人でやってこられた方です. 音叉の精度を上げるために左右完全対称に作りましたから内蔵している針も同じものが二つです. さらに皮膚刺激用の突起も二箇所あり, BabinskiとChaddock を同時に刺激できるようになりました. この点も実用新案になっています.

製品のバリエーションとして音叉付きと柄だけのものがあって, 叩打部=ヘッドはこの刷毛を留めるネジで締め込む仕組みになっていますが相互に互換性があります. この点でシステムと名付けたわけでここも実用新案です. 固定ページにも詳しく書きましたのでそちらも参照してください.

ハンマー新発売