45 push-pull amp

45 push-pull power amp.

これまで Single amp ばかり作ってきましたが2007年頃ようやくpush-pull amp に挑戦しました. これは管球王国45に掲載された武田善徳氏の製作記事に触発されたもので,  実体配線図なしでの初めての製作です. 記事では出力に小型のファインメットトランスを使用していますが, 最初は手に入らずISO(旧タンゴ)製で作製. ノグチトランスのファインメットの在庫が無く, しばらく入荷待ち後完成させました. 配線の引き回しは自分で考えたのですが, 入出力, 電源を全てシャーシ前面に持ってきた他にないデザインと思います. 心配していた電源ハムはまったくありません. 結果は見た目にも機能的にも優れた一品となりました. オーディオファンの多くのかたは入出力配線を日常的に変更する作業をするのではないでしょうか, このスタイルが参考になればと思います. 日頃パソコンの入出力端子においても後面ではなく前面にあれば操作がしやすいのにと考えていました.  このamp実際には出力が小さく, 迫力のある音は出ません. 労多くして効少なし. また45 という真空管が新たには全く手に入らないのも不安材料です.

 

 

 

最終形態一つ前出力トランスがISO(旧タンゴ)のバージョン

ファインメットに換装した最終形態. P&C Electronicsから購入したトランスケース(W101 D93 H119)をかぶせて擬装完了. このケースのハンマートーン塗装はシャーシのハンマートーンより凸凹が大きく, 高級感があります.

今回はキャパシターを沈胴化(落とし込み)するスタイルでシャーシを設計できました. 名電機工さんの製作です. もちろんオーダーメイド.

非常に繊細な放熱口

いわゆるNC 工作 マシン工作のようですがすばらしい仕上がりです

前面のスタイルです. 精度の高さを伺わせます.

 

5ピンソケットの形状は不思議です. なんだか十字架に見えます.

値段もたいしたものです

 

 

 

裏はこうです 端子が離れたところから出ていてユニーク

 

 

 

電源トランスもISO製

 

 

 

 

出力トランス ISO(旧タンゴ)

FE-25-8 という規格です

 

 

 

 

 

トランス結合用のNCー16

 

 

 

 

チョークコイル

 

 

 

 

のちに換装したノグチトランスFM12P-8K pp用のファインメットトランスです.とても小さいです.写真を取り忘れたのでノグチのカタログから引用.

 

 

 

電源スイッチと電源ソケット

 

 

 

メタルクラッドの抵抗器は手に入れるのに苦労しました.

 

 

 

今回は沈胴化に成功したキャパシター

 

 

 

 

 

 

 

 

 

U18 は背の高い整流管, 5ピンです. 英国の Osram 社製です.

 

 

 

 

 

45は同じメーカーでそろえることはできませんでした

これはtriode社

そしてもう一ペアはRCAです

 

 

 

 

 

正真正銘のRCA製45

 

 

 

 

 

 

MH4は同規格のVR37,この前段管として用いたものが5ピンで上記の風変わりなソケットが必要です.

 

 

 

 

配線前の状態

シャーシの後方に見えるアイボリー色の箱はリレータイマーで, プレート電圧をonにするのに1分ほどのdelayを掛けてあります. 左のシャーシ後方にビニール袋に入れて隠してあるのは前面青色ダイオードを光らせる回路です.

 

 

 

 

 

配線は全て錫メッキ線を使用. ガラス繊維のスリーブで絶縁をはかります.

整流管と前段管の3本は5ピンで前方に並びました.FE-25-8ではトランス類の背の高さが均一にそろいます.

 

 

 

 

タンゴ出力トランスバージョン 勇姿

ファインメットトランスバージョンの最終形態. トランスケースは P&C Electronics の通販で購入 (中は空間が多い).  荒いハンマートーン塗装が芸術的. 高さが出て高級感が up しました. NC-16は前方で両側にそびえて門のようです. 電源コードも変えました. 今更ですがこのampはインターステージトランス(トランス結合)を用いた設計であり, ずいぶん時代遅れの設計です. まあこれはこれで古典的回路を現代の部品で作り直したという価値があるのかも知れません. 入出力端子, そして電源を全てシャーシ前面に持ってきたため古典的な電子装置としての美を感じます. 残念ながらバナナプラグとRCA プラグは廉価品です. さて音ですが, マランツ#7 + 45 push-pull という組み合わせで, 低域も十分ありとりあえず現在の常用機械です.

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