超弩級ターンテーブル奮戦記 2

鬼頭氏から超弩級ターンテーブルを頂いて 2 年以上が経過. ようやく重い腰を上げてターンテーブルの下部に円盤 (フライホイール) を追加する作業を終えることができた. 取り付け作業は私一人では不可能であり, 家人に手伝ってもらった. 取り付けたのは真鍮製で 10kg 以上ある. ターンテーブルだけでは回転むらがひどく, 実際実用的ではなかった. 最後に測定したときには wow 0.6% ほどで, ピアノの緩徐奏は聞くに堪えなかった.

これで今まで最高の wow 0.14%が記録された. この恒常性を願う.

スタックス社 CP-Y と ECP-1 (専用イコライザー)の夢

スタックス社 CP-Y は静電式カートリッジであり, これを動かすには ECP-1という専用イコライザーが必要である. これらを net で検索すると現在でも中古品や記事が出てくるので現在でも伝説的人気があるようだ. 私は本体を売ってしまったが ECP-1 はまだ死蔵している. バッテリーの寿命がきたと考えて充電池を替えたのだが稼働せず, 接続ミスかと考えてそのまま放置してある. その ECP-1の不動品が中古で出ていて, 購入すれば正しい結線は分かるため 2 台合わせれば稼働しないかと考えて購入を考慮した. というのは一方で off moll を検索すると保証付きのCP-Yが売られていたからだ. ECP-1 の方は junk 品で格安であった. もし購入すればスタックス CP-Y の美音が再び楽しめるかも知れない. しかし一方では稼働しなかったときには数万円の投資が消え失せてしまう. 悩みどころだ. これらの装置は実際にどう使用するかというとメインアンプに直接繋ぐか, プリアンプのライン入力に繋ぐことになる. フォノイコライザーの役割は ECP-1 の中にある石の電子回路がすべて果たすわけだ. と言うわけなのでこの CP-Y の熱狂的なファンはプリアンプに対するこだわりは持ちようがない. マランツ 7 の回路を3つも自作してきた私にとってこれは考え物である.  マランツ 7 を作った甲斐が全くないのだ. むしろ LP を再生する道具としては真っ向から対立するものだ. ところで CP-Y, ECP-1 はどんな音がするのか. 繊細で高音ののびがすごいというイメージである. 先輩のお宅で氏自慢のカートリッジと比較試聴した記憶がある. ただしこの時から当方の機械は調子は良くなかったが. 先方は私の方が優れた音がするとは認めなかった. 日頃真空管の音がすばらしいといっているくせに CP-Y となると石であるにもかかわらず応援するのはどうなのか. 時々思い出したようにノスタルジーを感じながら CP-Y を検索するのはぼちぼち止めないとと思う. 安定した品質の静電式カートリッジをどこかのメーカが発売していただけないか. フォノイコライザーは各社でているのだからそれが使用できる製品を是非.

マランツ 7 レプリカのレストア

今までにマランツ 7の セミコピーを 2 台製作してきた. 今回は同機のレプリカと思われるもののジャンクを手に入れたので, 足りない部品を補い, 真空管基板を自作しレストアを試みている. 回路図頼りの再配線が大変であった.

以上が購入時の状態で最も面倒な端子とセレクター間の結線がほとんど残っていたのでありがたかった. また電源は幸いにもブリッジダイオードのハンダの手直しをするだけでよみがえった. 製作中にフォノが発振し配線の誤りを見つけるのに1ヶ月掛かりであった.

完成は 2025.04.16

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3 ナンバー車, SUV

SUV とか RV 車というのだろうか. やたらボリュームのある大きな車が増えているように思う. 従来のセダン車が余り売れていないからかも知れない. 実は私も大きすぎない 3ナンバーセダン車に乗っているが高速道路使用の通勤用で, 町中で4人までであれば 5 ナンバー車に乗っている. 日本は道幅が狭く市街地では 3ナンバー車がすれ違うにはギリギリの道が多い. 対向車がセンターを超えて走ってきている場合には戦々恐々で一生懸命脇に寄せる. 当方が5ナンバーであれば相手方の3ナンバーはしばしば我がもの顔でセンターに寄せてきて平気なので, 小さい車はなめられるなあと憤ってしまう. 大きい車と小さい車の話をすると, 軽乗用車の安全性であるが netによると「事故全体の死亡率は、軽自動車が0.26%、普通自動車は0.22%であり、車両同士がぶつかる相互事故の場合、軽自動車0.22%、普通自動車0.19%です。全体と相互事故、ともに軽自動車のほうが死亡率は高いですが、それほど大きな差ではありません。 相互事故で軽自動車の死亡率が高いのは、車体の軽さが原因です。車同士がぶつかると大きな衝撃を生み、軽いほうが飛ばされ、大きく損傷します。同じスピードでぶつかった場合でも、外からの力の影響を受けやすいのは重量の軽い軽自動車のため、相互事故には特に注意しなければなりません。」となっている. また軽乗用車のほうがブレーキの制動距離が短いなどの逆に安全性が高い面もあるという. 物理学的に重い車と軽い車が衝突した際に中にいる人にかかる G は軽い車のほうが大きい. これは極端な場合を考えれば容易に理解できる. 従ってSUVのような重量のある車に乗ってできるだけ安全性を確保したいという気持ちは誰にもあるかも知れない. しかし逆にこの世に軽乗用車が存在する限り, 衝突事故で軽乗用車に乗っている人の生命を脅かす可能性がある事も考慮に値する. 軽同士では両者が助かるが, そうでないと軽のみが生命を脅かされると言うことがあり得るのだ. 軽同士の衝突事故とダンプと軽の衝突事故を比較して想像するべきだ. 軽乗用車にはより高い安全性能が求められ, 重い車両は必要以上に増えて欲しくないものだ.

給湯管の水漏れ

水道メータ検針員からどこかに水漏れがある事を指摘された. 水道局から人が来て, 給湯器周辺らしいまではわかったがそれ以上は突き止めてくれなかった. 近所の業者を当たってみたがあまり良い返事が得られなかった. 水道局に電話して手っ取り早く業者を紹介してくれと頼んだら教えてくださったのでそこに修理依頼することにした. 検査結果はエコキュートを出たあとの温水管からの漏れであるがバスタブ付近の縁の下らしい. そこを同定することは出来なさそうで, 配管が銅管なのでどちらにしろ新しい配管に置き換えなければいけないとからエコキュートを出たところから3カ所の配管をすべて引き直すことになった. 具体的には, 風呂, 1 階台所, 2 階洗面ということ. 風呂だけは多分すべての銅管部分が置き換わり,その他は部分的交換である. 手が入らないところがあって交換できないのである. 家の構造は木造ツーバイフォーであるが木質パネルの中を通過している銅管をすべて取り替えるのが容易でないことは容易に推察できる. 最後にエコキュートを取り替えたとき, 取説に注意事項としてバスタブにみどりの線が入るのは配管が銅で出来ている場合であると書かれてあった. この注意書きが今ひとつ説明が足らないなと思うのは, 現在新たには銅は用いられない事, 銅が腐食されやすい材料であるという 2 点である. 銅配管を換えたのでみどりの線は入らなくなっただろうと注視しているが, 確かに以前ほどは色が着かなくなった. 銅というのは腐食されて錆びてしまえばそれ以上溶出してこないと思われるが年月が経過するとみどり色の物質が出てくるのだ. 緑青がいつまでも溶け出てくると言うことなのか. 修理費用は約 20 万であったが大変な工事であった.

書類天国

私はかつて某私立大学病院に勤務していた. 医師の仕事に書類はつきもので, 途中から生命保険会社の診断書だけはメディカルクラーク (以下MC) さんが書くようになったがほとんどの書類は自分で書いていた. けっこう膨大な量で, 相当な時間をそれにとられていた. その結果, 17時に仕事を終えることが出来たとしてもそこからしかやりたい仕事が出来なかった. 時間内の余り時間はすべて書類書きに費やされると言うことである. 私はその病院での定年延長再雇用をせずに次の病院に勤めることにした. その職場は書類天国であった. 今まで書いてきた書類のほとんどが自動的に仕上がってくる. MCさんがカルテを隅々まで精査して書いてくださる内容は, まさに私の意図するとおりか, ないしはもっと優れていた. われわれが今までいかに医師でなくとも出来る仕事を一生懸命してきたかという証だ. 余った時間は医療に傾注できるというのはまさに正しい. 医師でなくても出来る仕事を非医師に任せるというのは医師の働き方改革にそのまま繋がっている. 今の病院がいつからこの体制になっているのかははっきりわからないがこの違いはかなり大きく, 自分が前の病院で時間と労力を無駄に使ってきたことが残念でならない.

土日開庁は当たり前では

またも極論を書きたくなった. 区役所が改築中で仮庁舎はやや遠いところにあって, 足を運ぶには車が必要である. 住民票のが必要であるが, 私は開庁時間には仕事をしている. 奥さんはフリーなのだが代わりに取りに行ってくれとも言いがたい. 役所は最低限度の事を時間外にも機能するべきで, それは郵便局がやっているレベルの仕事で良いと思うのだ. もし国民の公僕であるなら最低限度の融通を利かせるべきで土日は窓口がないというのはおかしすぎる. どこが公僕なのかと言いたくなる. ちなみにコンビニでの住民票発行がまだ出来ない市に私は住んでいる. これこそが問題かも知れないが. ちなみ月 1 回の日曜午前は開庁しているが, なかなか日程が合わないのだ. 月 1 回は回数が少なすぎる.

脳神経内科は一定数の人員が必要なわけ

某病院の脳神経内科部長さんは新たに病院に脳神経内科を作るには一定の人員が必要だと仰っていた. 私はしばらく現在の病院に一人で赴任していたが今年の春からもう一人加わっていただきようやく複数での体制ができた. 先日40代で全身を強直させるという症状の方が見えたがさっぱり診断がつかなかった. 翌日に相方の先生に一度診察をお願いしますというとまもなく破傷風ではないかという回答があり, そうだその病気に違いないと合点がいった. 患者は口が開けづらいとは言われなかったのであまり疑わなかった. 症状はあたかも意識がある痙攣のような症状であった.ただし背部は仰け反らせるような感じはしていた. 考えてもみると40年余の臨床で自分の病棟で破傷風を診療した経験は無かった. 自分で診療したことのない病気はしばしば診断できない. 脳神経内科はそういうものだ. われわれは全国の学会員が一堂に会する全国学会と別に年3回各地域での小規模な学会がありこれは地方会と呼ばれている. この小規模な会では症例報告が多いのだが非常に珍しいものが 多い. 経験したことがないような病名が必ずある. 神経内科は非常に多くの病気がありしかもバリエーションが広いので一人の脳神経内科医師が経験できる病気の種類も症例数も限られる. 従って何人かの医師が揃っている方が診断がつきやすいし, 相談して治療方針も決められやすい.

腕時計ワインダー修理

長年使用してきた自動巻き時計のワインダーが停止してしまった. この製品はボクシーデザイン, BOXY Design, ユニット連結型ウォッチワインダー, マブチモーター搭載というもので, 同製品の修理をnet 検索すると出てきました. ゴムベルトの破損が原因であり代替で修理可能とのこと. 早速分解してみました. すなわち裏蓋を開けてみます.

早速ゴムベルトの劣化破損が確認できました. 細めですが代替物に換えてみます.

めでたく簡単に復活しました. ありがたいことです. 現在はACアダプター付きで17000円ほどで販売されています. かつてそこまで高価であった記憶は無いのだが. 値上がったのかも知れない. ちなみに全面にあるノッチスイッチで回転方向や一日に動かす頻度を変更できる仕様だ.

 

Marantz M-CR611 ネットワーク CD レシーバー ピックアップ修理

それほどのヘビーユーザーでもないのにこの機械は CD を読み込まなくなった. その前兆は再生時の音飛びであった. CD が聴けないのは不便なので重い腰を上げて修理を試みる事にした. まずはピックアップの品番を調べると, 唯一 you tube に出ていたものから SF-P101N と判明した. 早速「CDピックアップ SANYO SF-P101N 16P 光 ピックアップ 光学レンズ 三洋 修理 部品 社外品 CD 」を Amazon で1780円にて購入した. 残念ながらこれに換えても動かなかった. 非対応と出て CD のモーターが回らないようであった. まあこの機械は外れだったのかと思って次に 「mercy tools OluOlu CDピックアップ SANYO SF-P101N 16P 光 ピックアップ 光学レンズ 三洋 修理 部品 互換品 (SF-P101 16P) 」を同じく Amazonで 1130円にて購入した. こちらをインストールする際にCD トレイの出入りが以前より遅いことに気付いたので念を入れてトレイを動かすゴムベルトも替えた. 結果は大成功で, 1780円は授業料であり, 実質1130円で修理ができた. ゴムベルトを取り替えたことが功を奏したのかは今となっては不詳であるが.