脳神経内科は一定数の人員が必要なわけ

某病院の脳神経内科部長さんは新たに病院に脳神経内科を作るには一定の人員が必要だと仰っていた. 私はしばらく現在の病院に一人で赴任していたが今年の春からもう一人加わっていただきようやく複数での体制ができた. 先日40代で全身を強直させるという症状の方が見えたがさっぱり診断がつかなかった. 翌日に相方の先生に一度診察をお願いしますというとまもなく破傷風ではないかという回答があり, そうだその病気に違いないと合点がいった. 患者は口が開けづらいとは言われなかったのであまり疑わなかった. 症状はあたかも意識がある痙攣のような症状であった.ただし背部は仰け反らせるような感じはしていた. 考えてもみると40年余の臨床で自分の病棟で破傷風を診療した経験は無かった. 自分で診療したことのない病気はしばしば診断できない. 脳神経内科はそういうものだ. われわれは全国の学会員が一堂に会する全国学会と別に年3回各地域での小規模な学会がありこれは地方会と呼ばれている. この小規模な会では症例報告が多いのだが非常に珍しいものが 多い. 経験したことがないような病名が必ずある. 神経内科は非常に多くの病気がありしかもバリエーションが広いので一人の脳神経内科医師が経験できる病気の種類も症例数も限られる. 従って何人かの医師が揃っている方が診断がつきやすいし, 相談して治療方針も決められやすい.

腕時計ワインダー修理

長年使用してきた自動巻き時計のワインダーが停止してしまった. この製品はボクシーデザイン, BOXY Design, ユニット連結型ウォッチワインダー, マブチモーター搭載というもので, 同製品の修理をnet 検索すると出てきました. ゴムベルトの破損が原因であり代替で修理可能とのこと. 早速分解してみました. すなわち裏蓋を開けてみます.

早速ゴムベルトの劣化破損が確認できました. 細めですが代替物に換えてみます.

めでたく簡単に復活しました. ありがたいことです. 現在はACアダプター付きで17000円ほどで販売されています. かつてそこまで高価であった記憶は無いのだが. 値上がったのかも知れない. ちなみに全面にあるノッチスイッチで回転方向や一日に動かす頻度を変更できる仕様だ.