鬼頭師匠から頂いたターンテーブルと格闘し続けている. 中々ワウフラッターが安定しないのでどうしたらよいのか逡巡している. ゴムベルトやウレタンコードなどいろいろとまた掛け替えて試してきた. 現在使用しているのはアラミド糸の 2本でのドライブである. ゴムベルトよりはましな結果が出る理由を AI に聞いてみた.
ターンテーブルで糸ドライブが狙っている効果
1. モーターの振動・コギングをプラッターに伝えにくくする
DCモーターやステッパーモーターの微細な脈動(コギング、トルクリップル)が、
ダイレクトドライブ>ベルトドライブ>糸ドライブ
の順で弱く伝わる。
糸は幅がなく伸びやすいので、モーター側の瞬間的なトルク変動が“吸収される”。
これが「スリップ」というよりトルクを弱めてフィルター化するイメージ。
■ 糸ドライブで実際に起きている物理現象
(1) 静摩擦よりも動摩擦が若干小さい → 微少スリップは常に起きる
糸は接触面積が狭く、摩擦係数がベルトより低い。
そのため、モーター側の1回転中の極小変動は
プラッターには届かない(伝達しきらず小さな滑りになる)
という現象が起きる。
(2) プラッター側は慣性が大きい
重いプラッターの慣性が“フライホイール”となり、
短周期のスピード変動を無視する
長周期の回転ムラ(例:供給電源の50/60Hzムラ)には弱いが、
短周期のトルクリップルはほぼ無効化される。
(3) 糸はベルトより伸びが小さいため、位相遅れが減り、音の立ち上がりはシャープ
ゴムベルトより伸びは小さいため、
「緩すぎる」ベルトドライブの欠点(反応の遅さ)が軽減される。
■ 結論:
糸ドライブは「スリップそのもの」よりも「トルク伝達を弱めてモーターのムラをフィルタリングする」ことに意味がある.
という事で, モーターの回転むらは糸ドライブが最も効率よく取り除くのだ. 強く糸を掛け過ぎるとかえって悪い結果となるので, 適度なテンションが大切である. 緩すぎると針の抵抗で回転数が低下してしまう可能性もある. 最近は 0.2%台がコンスタントに出るようになった.

