超弩級ターンテーブル 3

鬼頭師匠から頂いたターンテーブルと格闘し続けている. 中々ワウフラッターが安定しないのでどうしたらよいのか逡巡している. ゴムベルトやウレタンコードなどいろいろとまた掛け替えて試してきた. 現在使用しているのはアラミド糸の 2本でのドライブである. ゴムベルトよりはましな結果が出る理由を AI に聞いてみた.

ターンテーブルで糸ドライブが狙っている効果
1. モーターの振動・コギングをプラッターに伝えにくくする

DCモーターやステッパーモーターの微細な脈動(コギング、トルクリップル)が、
ダイレクトドライブ>ベルトドライブ>糸ドライブ
の順で弱く伝わる。

糸は幅がなく伸びやすいので、モーター側の瞬間的なトルク変動が“吸収される”。

これが「スリップ」というよりトルクを弱めてフィルター化するイメージ。

■ 糸ドライブで実際に起きている物理現象
(1) 静摩擦よりも動摩擦が若干小さい → 微少スリップは常に起きる

糸は接触面積が狭く、摩擦係数がベルトより低い。

そのため、モーター側の1回転中の極小変動は
プラッターには届かない(伝達しきらず小さな滑りになる)
という現象が起きる。

(2) プラッター側は慣性が大きい

重いプラッターの慣性が“フライホイール”となり、
短周期のスピード変動を無視する

長周期の回転ムラ(例:供給電源の50/60Hzムラ)には弱いが、
短周期のトルクリップルはほぼ無効化される。

(3) 糸はベルトより伸びが小さいため、位相遅れが減り、音の立ち上がりはシャープ

ゴムベルトより伸びは小さいため、
「緩すぎる」ベルトドライブの欠点(反応の遅さ)が軽減される。

■ 結論:
糸ドライブは「スリップそのもの」よりも「トルク伝達を弱めてモーターのムラをフィルタリングする」ことに意味がある.

という事で, モーターの回転むらは糸ドライブが最も効率よく取り除くのだ. 強く糸を掛け過ぎるとかえって悪い結果となるので, 適度なテンションが大切である. 緩すぎると針の抵抗で回転数が低下してしまう可能性もある. 最近は 0.2%台がコンスタントに出るようになった.

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