神経内科と書類

もう15年以上前から私は書類書きに追われているという認識がある. そして今や自分が最もしなくてはいけない仕事は書類を書くこと, になってしまった. この仕事はなかなか全面的に人任せには出来ません. 特にこの2年間の連続しての難病書類フォーマットの変更は全く頭が痛くなります.前年の書類を写そうとしてもところどころ穴が開いたりしますので隅々まで見直しが必要です. 難病の書類は届け出ようとする疾患の典型例であれば問題なく書けるのですがそうでない場合にはちょいと頭をひねらなければいけません. てんかんの書類に関してはもっと難しいことがあって,発作が完全に無くなってしまうとこの書類を書くことによって得られる援助の趣旨に合わないと言われて切られてしまうのです. これは大きな矛盾であり, 精神神経医療の問題点の一つである.

書類書きに忙殺されている医師の診療を受けている患者さんにもデメリットがあってそのような忙しい医師は日常の診療に関する知識を新たにするという時間的余裕すらないのです.

 

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