Marantz 7 三作目を製作開始
ヤフオクでMarantz7 キットバージョンのジャンクを29000円で落札した. 基板と真空管のブロックは欠如しており, 電源部分と電源スイッチ, トーンコントロール, インプットセレクターは残存している. 音量ボリュームやバランスボリューム, モードセレクターは欠損している. 基板回路部分を新作する楽しみがあるのは当方の希望と一致している. かなり結線が寸断されているのでキットの製作記事が手元にはない条件では相当な苦労は予想される. 手元にある資料は完全にオリジナルの回路図のみである. ネット記事ではキットバージョンはオリジナルとは異なる部分があるとされる. 例えばトーンコントロールでバスには2段のロータリースイッチが使用されるがこのキットバージョンは1段のスイッチで済ませてある. 一部の回路が簡略されている. 私がこれまで作製してきたのも簡略したものでレバースイッチ周りはまったく結線が不要なものであった. しかしトーン回路はむしろオリジナル通りで複数段のスイッチが必要な複雑なものであったが. ではまず購入したものを写真に撮った. 背面の500KΩのボリュームは前面に突っ込まれていたのを背面に戻した. この時ボリュームナットが欠損しており. 6.4mmシャフト用のそれは外形が9.4mmでいわゆるインチサイズであり, それを学習するにはそれなりの時間を要した. そしてそのボリュームナットは 3/8 インチサイズで, 手に入れるには苦労した.インチサイズ管用ナットで代用した. ネットでは1社しか手に入らなかった. 写真は上蓋も底豚も外してあるがそもそも上蓋は欠損している.
早速部品の収拾をはじめたが真空管のソケットを固定する板金工作は業者に頼むことにした. 納期があるのでその間に簡単な工作から開始.下はベーク板に孔を開けたところ.