この10年間ほとんど動かしてこなかったFleischmann 転車台を整備して再度動かしてみました. 一番大変なのはレールのサビの除去です. 機関庫の中のレールの研磨は極めて困難な作業. レールだけ外すことはできない構造です. この機関庫は機関車が収まると自動的に扉が閉まる仕組みがあります. 一番奥の機関庫はそのように使用しておらず後ろが貫通しています. 扉は開けておきました. ここにBrown, Boveri & Company (BBC) 製の電気機関車 3 輛を入れてみました. いずれも輸入電気機関車ですが, スイス BBC 製はどれも個性的で芸術味あふれるデザインです. 最初は ED12, アプト式路線を走った ED 41 そしてブッフリー駆動で異色な ED54 です. ちなみにアプトの EC 40 は AEG (アルゲマイネ) 社製です.
転車台から放散する各レールには転車台から電流が供給される仕組みのため, 整備不良の場合すなわち接点に問題がある場合には転車台から降りた時点で停止してしまいます. 転車台の回旋機構のモーターは交流 16V で可動, 転車台には複雑な配線が必要です. パンタグラフは畳んでいます. 屋根が低めで当たりそうでした. 元々転車台は蒸気機関車の格納庫なので, 電気機関車にはあまり用いないように思います. 少なくともこの転車台は電化向きではなさそうです. 転車台は蒸気機関車の向きを180度変更する用途もありそうです.