カヴァレリアルスティカーナの思い出

1996 年 9 月に第 9 回アジアオセアニア神経学会議がソウルで開催され, 参加した. 観光でソウルの南の都市の大邱 (テグ)と言うところまで電車に揺られて遠征した. 観光地のどこを回ったという具体的な記憶はないが, 写真を見れば識者には分かるかも知れない. ただ韓国の人に言わせると韓国の重要な文化財はほとんど日本軍に焼き尽くされたとの事であった. さて話題はその列車の中で聞いたメロディーである. 列車が駅に着くたびになるメロディーが美しくて印象的ですっかり記憶に残った. しかしそのオリジナルが何かは分からないままに時間が経過した. そしてその何年後の事なのかも分からないが何らかのクラシックコンサートで判明したのである. どんなコンサートであったかの記憶も記録もない. ただそのコンサートのアンコール曲でこの耳に残ったメロディーが流れてこれだと膝を打ったのである. 曲名は知らないのでコンサート会場に張り出されたアンコール曲名を確認した. それはカバレリアルスチカーナの間奏曲というのである. 手元に1 枚の CD があってそれは『カヴァレリア・ルスティカーナ』全曲 カラヤン&スカラ座、コッソット、ベルゴンツィ、他(1965 ステレオ)である. まともに全曲を聴いた事は実は一度もない. 時々思い出したようにこの間奏曲を聴く事になる. 作曲者はマスカーニという人である, この CDでは全 22 曲から成っており, 交響的間奏曲というのは第 18 曲目にある. 3 分 28 秒と短い. 韓国の列車で鳴っていたのはその最後のフレーズである. ただのチャイムであったか交響楽であったかも今は分からない. そこで AI に尋ねるとこのように出てきた. 質問は『30年前に韓国でソウルから大邱行きの列車に乗ったときに到着のときにカヴァレリアルスティカーナの間奏曲が流れていました. そうですよね』回答は『はい、かなりあり得る話です。1990年代ごろの韓国の鉄道(当時の韓国鉄道庁、現在の Korea Railroad Corporation )では、駅到着や発車時にクラシック音楽の短いフレーズが使われることが結構ありました。その中でも Cavalleria rusticana の「間奏曲(Intermezzo)」は、非常に有名で、韓国でもテレビ・駅・公共空間でよく耳にする曲でした。静かで郷愁的なので、列車到着メロディとして記憶している日本人旅行者は実際にいます。特にソウル〜大邱のような幹線では、当時はまだ「ムグンファ号」や「セマウル号」の時代で、車内放送や駅メロにクラシックを使う文化がかなりありました。ですので、「大邱到着時にカヴァレリア・ルスティカーナ間奏曲が流れていた」という記憶は、かなり自然だと思います。
あの時代の韓国鉄道独特の、少し哀愁のある雰囲気ともよく合いますね。』という事ですでに 30年前の事であるがまさに郷愁を感じる.

 

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